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Camp Report

「Mix kicks! Summer Camp in Daigo 2017」
今年は、ロンドン・N.Y・台湾・東京・神奈川・茨城から参加した子どもたちと一緒に、
竹細工教室、川あそび、紙芝居に読み聞かせ、花火やスイカ割り、カレー作りとスパイス教室と、

今年も盛りだくさんの体験プログラムを実施しました。

 アメリカ、イギリスから来たグループリーダーたちと一緒に、親元を離れて2泊3日を大子町の自然の中で過ごした子どもたちのサマーキャンプ体験レポートです。

2017.8.4 (Fri) 

          バスで大子町へ出発!

2017年度は、サマーキャンプ開催地である大子町へ新宿・水戸の2か所からみんなバスに乗って出発!水戸には、大人気!あのSLバスがお迎えに来てくれました!

お父さんお母さんのお見送りのあとで、最初は緊張していておとなしかった子どもたち。次第に笑い声が聞こえるようになり、いつの間にか車内は大賑わい。すぐに子どもたちとスタッフも仲良しに!!

コミュニケーション

​今年もお願いします!自然いっぱい上小川レジャーペンションに到着

公益社団法人 日本キャンプ協会派遣、キャンプの指導リーダーえいちゃんが、キャンプ場に到着した子どもたちをおでむかえ!​ワクワク、ドキドキ。どんなことが起こるのかな?上小川レジャーペンションの石井さんに「こんにちは!」とごあいさつしたら、いよいよ2泊3日のキャンプがスタートです!皆んなで、えいちゃんについて宿舎に向かいます。

キッズ・ダイバーシティーのサマーキャンプ・プログラムは、すべて日本語で進行します。

​詳しくは、こちらをお読みください。

                  まずは6つのグループに…

「はじめまして!」まずは自己紹介の後、えいちゃんからキャンプの説明、キャンプ場の注意点、安全確認・ルールの説明を受けます。

そして3日間を一緒に過ごす仲間と6つのグループに別れ、それぞれネームカードを制作します。(各グループは、大人のリーダー1名に子ども5名です)

​その後、キャンプ場内にある「もの」探しに出発。各グループごとにえいちゃんが用意してくれたシートに書かれた『もの』を見つけます。大きな子は小さい子を助けながら、キャンプ場内を散策。同時に危険な場所を確認しあいました。はじめて逢うお友達とは、このアクティビティで一気に距離が縮まり、みんなすっかり仲良しに。
 

自然体験
コミュニケーション
今年のキャンプ、6グループ

​ピンクグループ

オレンジグループ

あかグループ

きいろグループ

しろグループ

あおグループ

       森のおはなし会の読み聞かせ

今年も宮川のおばあちゃんをはじめとする森のおはなし会の皆さんが、読み聞かせに

来てくださいました!

紙芝居にカレーのお話し、キャベツの中からのペープサート。最後は83歳になる宮川のおばあちゃんが花笠音頭を披露してくれました。今まで賑やかだった子どもたちも、お話が始まるとしーんと静まり返って、すいこまれるように物語の世界へ。みんな食い入るような真剣なまなざしです。宮川のおばあちゃんが、子どもたちみんなのために、お手だまを用意してくださいました。毎年心のこもった手作りのお手玉をありがとうございます。

ことば
食文化
コミュニケーション

みんな揃っていただきます!

​​キャンプ開始後最初の食事は、森のお話し会のみなさんも各テーブルに一人ずつ入っていただき、子どもたちとともに美味しい夕食を楽しんでもらいました。

大子町のお話や先ほど読んだ本についてなど、それぞれのテーブルで色んな話が弾んでいました。

食育とは、食事そのものだけではなく、テーブルマナーや食事の間のコミュニケーションも大切だとキッズダイバーシティでは考えています。

楽しい時間は時が立つのも早いもの。気がつけば、外はいつの間にか真っ暗…。
大子町のおじさん、おばさん、おばあさんの温厚さに触れることができた夕食となりました。

森のおはなし会の皆さん、ありがとうございました。

 

自然体験

お風呂の前に昆虫トラップを仕掛けに

各グループで話し合いながら、いろんなところに昆虫トラップをしかけます。木の幹や根元、どこにどうやっておいたら、虫さんたちがわなにかかるかな?

どんな虫が捕まえられるかは、明日の朝起きてからのお楽しみ〜!カブトムシやクワガタが採れるといいね。

                 1日のふりかえりに絵日記を!

昨年から取り入れている絵日記を書くプログラム。

就寝前に落ち着いた時間を過ごしてもらうために、1日の思い出を自分のことばで整理し自由に表現してもらいます。

​グループリーダーは、子どもたちにその日にあったことなどの言葉をかけながら、子どもたちの様子をしっかり把握します。​この日は、親元を離れバスで移動をしたこと、友達ができるか心配だった子、森のおはなし会のことなど…みんな上手な絵とともに​、それぞれの”わたしのことば”で、1日を振り返っていました。

コミュニケーション
ことば
2017.8.5 (Sat) 

        おはようございます!

山間に朝靄の残る大子町の風景を眺めながら、キャンプ2日目の開始です。6:30の起床とともに、「おはようございます!」の大きな声が響き渡ります。朝から元気いっぱいの子もまだ眠そうな顔をしている子も、みんなでお布団をたたみ、歯磨き、着替えもテキパキと済ませ、みんな準備完了。今日も1日たくさん遊ぶぞ〜!

生活習慣

              朝さんぽと読み聞かせ

外に飛び出ると、男の子たちは一目散に昆虫トラップへ!「いた〜!」という声がしてみんながいっせいに駆けつけてみると、昨日しかけたペットボトルの中に小さなクワガタが!みんな大興奮!!

興奮が冷めやらぬまま、朝露がキラリと光る鮮やかな緑の中を皆んなでお散歩。朝の静けさの中に響く、鳥やセミの声。そしてどこからともなく川のせせらぎが聞こえてくる…​そんな豊かな自然環境の中、グループごとそれぞれお気に入りの場所で、絵本の読み聞かせをおこないました。今年は「絵本専門士」深津加代子(ふかつかよこ)さんに、このキャンプのためにと特別に選んでいただいた絵本を用意し、その中から子どもたちに選んでもらいました。

​すっかりお腹がペコペコになったところで朝ごはん。準備やお片づけも皆んなでテキパキ。

ことば
自然体験

          食後のゲーム

お腹がいっぱいになったところで、今度は広場に集まってみんなでゲーム!えいちゃんの「7に〜ん!」とか「4に〜ん!」という掛け声に合わせて、お友達と手をつないでグル〜プを作った順に座ります。フラフープを使ったゲームをしたあとは、自由時間に。仲良くフラフープで遊ぶ子たち、虫を探す子。のびのびと思い思いのことをして遊びます。自然の中で、子どもたちみんなイキイキした表情です。

コミュニケーション
コミュニケーション

                  みんなで竹細工に挑戦!

大子町の伝統工芸といえば、和紙や竹細工が有名です。地域おこし協力隊の船木さん、二人組の大子ロケッツの三人を中心に、まずは竹のラッキーチャーム作り。
正方形の竹の表面には自分の名前、裏側には、一人一人和紙の上に願い事を書いて貼り付けました。みんな上手に書けたかな?
お次は、竹で水鉄砲作り。竹筒の大きさに合わせてぐるぐる布を巻いたり、少し難しいところもありましたが、大人たちに手伝ってもらって立派な水鉄砲が完成!

もちろん、出来上がった子から順番に戦闘開始です!
イギリス人ボランティアのユアンとマークは、真っ先に子どもたちの標的に…。
 

伝統体験
コミュニケーション

        

たくさん遊んだあとは、お昼ご飯
きゃーきゃー騒ぎながら、たっぷり走り回ったあとに食べるお昼ご飯は、格別です。

美味しいお素麺を食べたあとは、お箸やコップ、お皿の配膳、後片付けやテーブル拭きなど、誰ともなく皆んな率先して、お手伝いを引き受けてくれました。

食文化

       キャンプ一番の人気!久慈川で川あそび

プログラムの中で、毎年一番人気のアクティビティが、久慈川での川あそび!

地元清流高校の学生さんたちも来て、皆んなで準備体操をしっかりおこない

川の中へ !!!冷んやりとした水と川の流れに身を任せぷかぷか水に流されてみたり、川の中の生き物を探してみたり…。そして先ほど作ったばかりの竹水鉄砲が大活躍。初めは大人しかった地元の高校生ボランティアのお兄さんお姉さんたちも、子どもたちの先制攻撃にあい、いつしか本気に…。今年もまた、わーわーキャーキャー最大の盛り上がりを見せました!!友達同士手を取り合って、皆んなで仲良く冷んやりとした水の中での川遊び。これが田舎の夏の過ごし方。

自然体験
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         スイカ割り大会

川で思う存分あそんだ後は、毎年恒例となった、これも夏の定番、スイカ割り大会!

目隠しをしてお友達の声を頼りに、「こっちこっち」「右!右!右!」「もうちょっと前!」と、逆方向へ進む子、見事にスイカにたどり着き、チカラいっぱいにたたくも、なかなかスイカはパックリとは割れてくれません。何度か叩いて亀裂が入った後、お見事!!!真っ赤に熟れたスイカは、とても甘くて美味しかったね!大きく甘いスイカをご提供くださいました、岡村さん、ありがとうございます。

伝統体験
食文化
伝統体験

       

BBQそして花火大会

今日は、朝から自然の中で一日遊び倒したので、皆んなお腹がペコペコ!夜ご飯のBBQは、皆んな焼きあがるのが待ちきれず。地元で獲れた新鮮なお野菜も美味しく、焼き上がるとともに争奪戦。全部ものすごい勢いでなくなっていきました…。
BBQの後は、花火大会!打ち上げ花火の後は、皆んなで花火を楽しみます。いつまでも今日のこの日の思い出を忘れませんように…。

ことば

          

​今日も一日が終わり…

今日は朝から楽しいことが盛りだくさんの一日でした。最後のふりかり絵日記には、たくさんのできごとが…。電気を消して、おやすみなさい…

コミュニケーション
2017.8.6 (Sun) 
生活習慣
自然体験

おはようございます!いよいよ最終日…

あっという間にキャンプも最後の日に。使ったお布団とシーツをそれぞれに分け、もとあった通りにお片付け!

男の子部屋も、女の子部屋も、みんなで協力して、あっという間にキレイに。それぞれ、着替え・歯磨き・荷物詰め、自分のことは自分でちゃんとできました!

​そして、夏の朝のすがすがしい空気の中、みんなでストレッチをしてから最後の朝散歩へ…。

       お釜でごはん!

大子町は、茨城県内でも有数の米どころ。2015年度お米日本一コンテストでは、大子産米が最高金賞を受賞しています。子どもたちは、お釜を使って大事に炊いたホカホカご飯を3日間、モリモリと食べてくれました。

今日の朝食は、わかめと大根のお味噌汁に野菜の入った炒り卵。そして、茨城県と言えば、納豆も忘れずに!では、みんな揃って「いただきます!」

食文化
食文化

みんな大好き!日本のカレー

キャンプ最後のプログラムは、みんなが大好きな日本の「カレー」教室!

今年はハウス食品さんのご協力を得て、スパイス教室〜カレーの調理実習と、ためになる楽しいワークショップが実現しました。

大好きな「カレー」とあってか、子どもたち全員がこのワークショップを楽しみにしていたようです。

グループごとに色分けしたバンダナを頭につけるのを嫌がっていた男の子も、「カレーを作る時は、かぶらないとだめだよ〜」の一言で、直ちに装着完了!みんな準備バッチリです。

スパイス教室では、カレーに入っているスパイスの形や色、匂いを比べてみたあと、自分でガラムマサラを調合。でき上がったオリジナル・スパイスは、みんな小さな小袋に入れました。

​​Mix kicks! Summer Camp in Daigo 2017 ~ 解散式 ~

カレー作りは大きな鍋で…

楽しいワークショップの後半は、いよいよカレー作り!

カレーは大きなお鍋でみんなの分を一気に作ります。

子どもたちは、カレーの飾り付けに使う、赤・きいろのパプリカとチーズの型抜き、枝豆のさやから出す作業、デザートにフルーチェ作りのお手伝い。

もちろん、型抜きで出た野菜のはしっこも無駄にせず、大きなお鍋の中へ入れました。地元で獲れたナスやパプリカ、枝豆などの夏野菜がいっぱい!みんなの元気さが入った美味しいカレーができあがりました。

普段は野菜嫌いの子も、カレーを美味しそうにペロリと平らげ、元気に『おかわり!!』

フルーチェは「4杯食べたよ!」という子も…
ハウス食品の皆さん、どうもありがとうございました!

お別れの解散式

カレーも食べてお腹いっぱい!ハウス食品さんからお土産もた〜くさんいただいたところで、2泊3日一緒に過ごした仲間たちともいよいよお別れの時間がやってきました。

解散式では、えいちゃんから帰りの説明をしたあと、2泊3日のプログラムをそれぞれの「チカラ」で修了したことをたたえ、当キャンプ代表・小祝さんより修了証書をおくりました。

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みんな3日間楽しかったかな?

どんなことがあったか、自分の「ことば」で、お父さんやお母さんにもお話して教えてあげてくださいね。


 

最後に2泊3日お世話になった

上小川レジャーペンションの石井さんに

みんなでごあいさつ。

『2泊3日、お世話になりました!」

緑と川と自然いっぱいのキャンプ場で、世界中から集まった仲間たちと過した時間は、かけがえのないものとなりました。ありがとうございました。

ロンドン・N.Y・台湾・東京・神奈川・茨城から!

2泊3日のプログラムも無事終了しました。

「Mix kicks! Summer Camp in Daigo」2017年度は、ロンドン、N.Y.、 台湾、東京、横浜、水戸から

29名の子どもたちが参加してくれました。

子どもたちにとって、親元を離れること自体が大冒険です。子どもだけでキャンプに参加することは、親子ともに勇気のいることだったと思います。参加してくれたみんな、ありがとう!!

そして、子どもたちを笑顔で送り出してくださった保護者の皆さま、ありがとうございます。

本年度は、海外からの参加者、グループをまとめるリーダーたちも、アメリカ、イギリス、日本(海外在住者、経験者や各都道府県出身者)からと、多様な価値観を持った子どもや大人が一同に集まる環境を作ることができました。子どもたちだけではなく、大人たちにとっても貴重な経験となりました。
 

 Mix kicks! Summer Camp in Daigoの指標となっている「共感力」とは、他人または他の対象の中に自分の感情を移し入れることですが、今回6つのグループに分かれてプログラムをおこなうことで、色んな地域の子どもたちが大人と一緒に、それぞれの「意見を出し合う」「譲り合う」「助け合う」=「違いを認める」「尊重し合う」=「相手を思いやる」ことの「チカラ」が広がるキャンプとなりました。

年齢や出身地・生活環境が異なる子どもたちにとってこれからの世の中は、”ことばのチカラ(コミュニケーション)”が、とても重要なこととなってきます。

いつもとは違う環境の下で、初めて会う仲間とともにコミュニケーションを取りながら活動する中、たくさんの発見や学びを経験としてさまざまな「ことば」で伝えていくこと。そして、見た目や考え方、一人一人皆んな違ってていいのだ!と感じてもらうこと。

私たちは、その「チカラ」が、子どもたちの未来への「生きるチカラ」へと繋がっていくことを願っています。

​今年度のキャンプ実施に際し、色々とご協力くださった皆々さま、本当にありがとうございました。
みなさまのご尽力に、敬意を表します。

また、当キャンプに参加くださったみなさん、参加いただけなかった方からも、今後のキャンプ実施にあたり意見・感想を募集しております。

下記のCONTACTよりご連絡お待ちしております。

 

また来年、大子町で逢いましょう!

スタッフ一同またみんなに会えるのを楽しみに待ってるよ〜!

2017 年Mix Kicks! サマーキャンプ、キッズ・ダイバーシティーの仲間たち!

キッズ・ダイバーシティー

Mix Kicks! Summer Camp in Daigo 2017 

主催:株式会社TNC  

協力:大子町/NPO法人まちの研究室/公益社団法人日本キャンプ協会(企画運営指導アドバイザー) / 茨城県外国語指導助手 ALT / 森のおはなし会 /清流高校

協賛; ハウス食品株式会社 / ランドポート株式会社 / 岡村鉄工建設 

 

キッズ・ダイバーシティー
運営事務局:株式会社TNC

住所:東京都新宿区箪笥町1番地 TEL:03-6280-7193(小祝・澤村)

http://www.tenace.co.jp/

Mail:kidsdiversity@gmail.com

KIDS DIVERSITY

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