2015.7.31(Fri)
個性豊かなネームカード作りからスタート!
開催地である大子町へ到着後、ネームカードを作ってもらいました。
カラフルなカードもあればシンプルなカードもあり、それぞれに特徴がよく出ていました。
はじめましてもそこそこに、だるまさんが転んだで盛り上がる子どもたちと、
お腹はペコペコで月待の滝・もみじ苑にて、空飛ぶ流しそうめんを食べました。
午後は、文化遺産に指定されている、旧上岡小学校にて…
「大人も子どもも、作って遊んで伝えよう!」アートプログラムに挑戦しました!
お絵かきに大苦戦する大きなお友達も、子どもたちのサポートをうけグループで協力し、
Legoタワー/知ってるつもり?見てるつもり?/絵でしりとり/傘袋ロケット/もしもし糸電話
/おめんで変身、6つのプログラムをこなしました。
大人も子ども一緒に活動することで、たくさんのコミュニケーションの中から多様なことばを引き出します。また、自分の考えを相手に伝えるだけでなく
相手を思いやり譲り合うこと、尊重すること、助け合うこと…このプログラムには、さまざまな要素と言語活動が組み込まれています。
夕飯のあとは、森のおはなし会による紙芝居と読み聞かせの時間…
ここ大子町は、平成19年に日本初の「読書のまち」宣言をし、森のおはなし会をはじめ町全体で
子どもの読み聞せなどを行っています。今回は大子町の伝説を紙芝居にしたものと、絵本どうぞのいすを読み聞かせました。また80歳になる宮川のおばあちゃまが、子どもたちのために可愛いお手玉を作ってくれました。ありがとうございます。
読み聞かせのポイント!!
一緒に読んで聞かせてあげることが重要です。そして、そのお話の中の絵を見て会話すること、
次のページを想像させてあげることなど、会話をまじえた読み聞かせがおすすめです。
2015.8.1(Sat)
「手のりたま」は、朝ごはんの味方!皆いっしょに美味しく い・た・だ・き・ま・す!
丸美屋食品株式会社より発売中の手のりシリーズより「手のりたま」
手のりシリーズ
http://www.marumiya.co.jp/product/series/furikake/tenori/
朝ごはんは、パン!というお子さまがほとんどでしたが、手のりたまが大活躍、お米をたくさん食べてもらえました。また大人にも大人気!中から小さなひよこチップが出てきたときは…感動しました。
午前中は、大子町のシンボル 久慈川にて鮎つかみどり大会
奥久慈大子観光やなにて…鮎を見るのは、はじめてという子どもも、素早く泳ぐ鮎を必至に追いかけつかまえていました。
川遊びの時が一番テンションが高かったように思います。子どもにとって夏の自然体験はビッグイベントです。海外より一時帰国した親子にも、国内で生活する子どもたちにも、自然にふれる感動と、その自然をとおして交わされるコミュニケーションは、子どもが成長していく上で大きな要素をになっていると思います。
たくさんの楽しかった思い出が心を豊かにするのかもしれませんね!
午後は、大子文化福祉会館「まいん」にて、地域交流アートプログラムを開催
大子町より17名の子どもたちが参加し「みんなで作ろう!ダイバーシティー☆」ということで、さまざまな素材を組み合わせ、ダイバーシティーに住む空想の生き物を作ってもらいました。名前/性格/行動/食べ物/住んでるところ/素敵なところ…など、その生き物がどんな特徴をもつ生き物なのかも書いてもらいました。子どもたちからは、「ダイバーシティーってなぁ~にぃ~??」との質問に、村ちゃん先生は答えました。「ダイバーシティーっていうのはね、東京に住んでる子どもも、大子町に住んでる子どもも、外国に住んでる子どもも、ほら!今いっしょに活動してるでしょう。普段の生活環境が違っても、生まれた場所が違っても、ことばや文化が違っても、みんないっしょのお友達!っていうことなんだよ…」 当キャンプのテーマである、"多様性・ダイバーシティー"子どもたち、少し伝わったでしょうか?多様な背景を持った子どもたちが、共に遊び、活動すること、その一つの形として地域交流を行いました。
参加してくれたお友達、ありがとうございます。
その頃…親御さまは、ゆっくりセミナー懇談会
早稲田大学大学院日本語教育研究科・川上郁雄 博士をお招きし「複数言語環境での子育てとことばの教育」について親御さまとディスカッション形式にて、セミナーを開催しました。海外で生活する親御さまの悩み、国内で生活する親御さまの悩み、一時帰国や帰国した親御さまの悩み…悩むポイントは異なります。
(セミナーの中より)
移動する子どもたちに、なぜことばの教育が必要なのか?
複数言語で他者とつながる体験をたくさんさせてあげることが重要であり、大きくなってくると自分について考えるようになる。その時に自分にある複数言語について、自分から向き合うことが出来るようになるから…
日本語や英語、母語以外のことばが上手く話せない、それは逸脱したことばなのだろうか?
「味があっていいな~と思います。わたし自身、方言による訛りがあり注意されることもますが、楽しいな~と思っています。」などなど…ディスカッションが行われました。このセミナー内容は、追ってご報告します。
その後、大子町のみなさんも、キャンプ参加者全員で、映画「Born Wiht It うまれつき」を観賞
Emmanuel Osei-Kuffour監督にもお越しいただき、いろいろな意見を交わしトーク会もおこないました。
子どもたちからは「もっと見たい~」「続きは?」との声、この映画はショートムービーなんだよの説明が難しかったです。また、映画の舞台は、1日目のアートプログラムをおこなった、旧上岡小学校であることを知り、子どもたちもみんな感動…たった数時間しか過してない小学校のことを、こんなに覚えていることに驚きました。楽しい・面白いの経験と記憶は、とても大事ですね!
夜はみんなでお祭りBBQ
大子町のNPO法人まちの研究室の皆さんのご協力によって…
夏祭りをイメージして、ヨーヨーすくい、輪投げ、綿あめに、美味しいお肉と野菜もたっぷりいただきました。花火大会では、年上の子どもたちが率先して年下の子どもたちを誘導している姿を目にし、多様性とともに助け合う心が生まれていることを知りました。
お腹いっぱいで、この日は、子どもたちはみんな早く寝ました…
大子町の皆さん、素敵な夏祭りをありがとうございます。
2015.8.2(Sun)
午前中から、じぇるむ代表:野内さまの畑へ、野菜の収穫へ!
汗をいっぱいかきながら、野内さまが丁寧に育てたトマトやズッキーニなど夏野菜を収穫させてもらいました。
(子どもたちの会話より)
Aちゃん「ししとうは、どこにあるの?」
Bちゃん「ししとう、ってなに?」
Aちゃん「ピーマンの子どもだよ」
シシトウガラシ(獅子唐辛子)はナス科のトウガラシの甘味種。その果実のこと。シシトウと呼ばれることも多い。植物学的にはピーマンと同種。<Wiki参考>
親子でお料理教室プログラム「多国籍ピザ」に挑戦!
旧保育所を利用した、の~んびりのさとには、なんと!本格ピザ窯があります。そこで、庄田先生を講師に、収穫したばかりの野菜をつかい、生野菜のディップとピザづくりをおこないました。野菜を洗って切ってもらったり、生地をこねたりたくさんお手伝いをしてもらいました。ハート形のピザにはコーンがどっさり可愛いですね。また、この日はMr.(ミスター)こと、賢治くんのお誕生日ということで、子どもたちの提案でサプライズバースデーをしました。Happy birtday, Mr.Kenji!!
ディップのレシピ
①混ぜるだけで簡単!ツナディップ
【材料】
・ツナ缶/適量 ・クリームチーズ/適量 ・マヨネーズ/適量 (お好みで、胡椒)
【作り方】
油を良く切ったツナ、室温で柔らかくしたクリームチーズ、マヨネーズ各同量をフードプロセッサーでペースト状
になるまで混ぜる。お好みで胡椒をふる。
②ギリシャ風ヨーグルトディップ
【材料】
・プレーンヨーグルト/1パック(400g)・オリーブオイル/ 大さじ1〜2 ・ニンニク/1/2〜1片 ・塩/適量
・ディル(乾燥)/ 適量
【作り方】
1.水切りヨーグルトを作る。ボウルの上にざるを置き、キッチンペーパーを2枚重ねて敷き、その上にヨーグルトをあける。ラップを被せて、ボウルごと冷蔵庫に入れて好みの硬さになるまで水切りする(2時間〜6時間程度)
2.ニンニクはすりおろしておく。
3. 1の水切りヨーグルト、2のニンニク、オリーブオイル、を入れて良く混ぜる。塩、ディルで味を調整して出来上がり。
【ポイント】
塩とニンニクはしっかり目が美味しいですが、ニンニクは時間が経つにつれて強く感じられるようになるので、味見をしながら量を調節してください。ディルの代用は、少し味が変わりますがミントやパセルでも美味しくOKです!
その他、しっかり水切りして、塩もみして水気を絞ったきゅうりを和えてヨーグルトサラダにも!また水切りをゆるめにして、ソテーしたお魚やお肉にソースとしてかけるのもおすすめです。
※ どちらのディップも冷蔵庫で2日程度保存できます。お野菜は大根、きゅうり、カブなどもおすすめですよ~
ヘッディング (小)
キャンプ最終 ~ 修了式 ~
2泊3日のMix Kicks! キッズ・ダイバーシティー Summer camp in Daigo 2015を、多様なことばを使い、たくさんのお友達と共に遊び・活動し、全ての
プログラムを修了したことをたたえて、修了証書を小祝代表よりお贈りさせていただきました。
今年が初開催となったキッズ・ダイバーシティーですが、皆さんいかがでしたか?
イギリスより2家族/茨城県より2家族/神奈川より1家族/東京より子ども6名の計18名と、大子町の子ども17名にご参加いただきました。
話す楽しさ・面白さ、伝わる喜び!のびのびと、すくすく育て「ことばのちから」ということで、普段できない体験や、普段出逢わないお友達、大人たちとの関わり、たくさんのわくわく体験の中、子ども同士で、また大人やスタッフと、ことばを交わすことで、伝えること、伝わって認められること、
楽しい・面白いの記憶を作ること…そういった経験として、ことばを伝えていくことが「ことばのちから」を育てることだと考えています。
今回のサマーキャンプが、そんな経験の一つになってくれたら嬉しいです。
来年もまた皆さんに、そして新しいお友達に出逢えることを楽しみにして・・・
また、当サマーキャンプでは、親御さまからの質問、ご意見・ご要望を受け付けております。
こんなプログラムを取り入れてほしい!もっとセミナーを開催してほしい!こんな悩みがあります…などなど、下記のフォームより、お問い合わせをお願いいたします。