「Mix kicks! Summer Camp in Daigo 2016」
大子町の大自然の中、ロンドン・フランス・東京・神奈川・茨城から参加した子どもたちと一緒に
鮎の塩焼き体験、木工教室、川あそび、紙芝居に読み聞かせ、たくさんの体験プログラムを実施しました。日常生活や学校とはちがう新しい環境での発見と学び、仲間とのコミュニケーション…
2泊3日の子どもたちのサマーキャンプ体験をレポートします!
2016.7.29 (Fri)
みんなでわいわいッ バスで大子町へ出発!
2016年度は、大子町教育委員会のサポートのもと、サマーキャンプ開催地である大子町へ
新宿・水戸の2か所より、みんな一緒にバスに乗って出発!
お父さんお母さんのお見送りのあとで、最初は不安そうにしていた子どもたちも、次第に笑い声が聞こえるようになり、「オッサーン」とすぐに子どもたちとスタッフも仲良しに!!
自然いっぱいの上小川レジャーペンションに到着
公益社団法人 日本キャンプ協会より参加いただいたケン(林さん)が、キャンプ場に到着した子どもたちをおでむかえ!勢いよくバスを降りたものの、みんなちょっと不安顔…
ここから2泊3日のキャンプがスタートです!
キッズ・ダイバーシティーのサマーキャンプ・プログラムは、すべて日本語で進行します。
詳しくは、こちらをお読みください。
グループに分かれて…
まずは、指導リーダーであるケンからキャンプの説明、キャンプ場の注意点、
ルールの説明を受けました。
そして3日間を一緒に過ごす仲間とグループに別れ、各班でミーティング…
(各班は、大人のリーダー1名に子ども5名が1班です)
はじめて逢うお友達との距離は、コミュニケーションはもちろんのことですが、
走って笑って豊かな自然があっという間にうめてくれました!
各グループごとに散策をしながら自分たちで気付いた危険箇所を地図にまとめました。
子どもチーム
サマーチーム
ブルーチーム
久慈川と鮎の塩焼き体験
NPO法人 まちの研究室より、笠井さんに大子町のシンボルでもある久慈川と鮎について
お話してもらいました。森が豊かだから川も豊かになる。夏のシーズンは多くの鮎釣りさん
が訪れる大子町の鮎を竹串にさすところから、子どもたちに体験してもらいました!
「フランスでは魚料理は食べない!」と言い切っていた男の子も、「こわい~」と言ってた女の子も慎重に鮎を手に取りちゃんと自分で竹串にさせました!すごねっ!!
はじめて鮎を触った子も、みんな上手に塩焼き開始っ
炭火でジワジワ…ふっくら焼き上げるにはこれが一番です!!!
森のおはなし会の読み聞かせ
今年も宮川のおばあちゃんをはじめ、たくさんのおはなし会の皆さんが、読み聞かせに
来てくださいました!日本の民話である「うまかたどんとたぬきのポンタ」の紙芝居に、
大型絵本の「へんしんトンネル」、超大型絵本の中部地方のふるさと民話「さるとかに」
の読み聞かせプログラムをおこないました。
子どもたちも静かに真剣に、すいこまれるように、おはなしの世界へ!!
森のおはなし会の皆さん、ありがとうございました。
1日のふりかえりに絵日記を!
今年から絵日記を書くプログラムを取り入れることにしました!
目的:さまざまなプログラムでテンションが高まった子どもたちに、落ち着いて
集中する時間を設け、心静かな就寝時間をむかえるため。
1日の思い出を自分のことばで整理し、自由に表現してもらうため。
キャンプから帰宅後に、家族間でのコミュニケーションツールとして。
グループリーダーが子どもたちの様子をしっかり把握するため。
この日は、鮎の塩焼き体験について、森のおはなし会のこと、昆虫について…
みんな上手な絵とともに、”わたしのことば”で、1日を振り返っていました。
2016.7.30 (Sat)
おはようございます!
ミーンミンミンミン♪
コケコッコ―の代わりにセミの声!
6:30の起床とともに、「おはようございます!」の大きな声が響き
渡り、元気に走りだす子どもたち。
お布団たたみ、歯磨き、着替えも、子どもたちは1人でテキパキと完了!
そう、なぜなら…早く外へ出て遊びたいからです。
グループリーダーの指示のもと、みんな準備をととのえ、外へ~
朝さんぽと読み聞かせ
1日のはじまりは、朝さんぽから!各グループごとに、キャンプ場内をのんびりお散歩。朝露がおりキラキラと緑が輝いていました。
鳥の声、風の音、川の音もどこかしら優しく聞こえる…そんな中で、それぞれお気に入りの場所で、絵本の読み聞かせをおこないました。
「梅干しの絵本」「じゅげむ」「さかさことばの えほん」「みんなのからだ」「ばけものつかい」そして茨城県と言えば ”カッパ” ですね!
「カッパのすりばち」という絵本など、20種類ほどの絵本を用意し子どもたちに選んでもらいました。
その後は、朝ごはん…「よがあけた」という歌をみんなで歌って、い・た・だ・き・ま・す!
木工フォトフレーム作りに挑戦!
地域おこし協力隊の針生さんをはじめ、NPO法人まちの研究室の笠井さんを講師に
木工フォトフレームを作りました。
大子町では豊かな山々を次の世代に継続して残すためにも、定期的な間伐をおこない
人が入ることで豊かな森を守り続けています。その間伐で出た木を使いオリジナルの
フォトフレームを作りました!
河原で拾った小石や小枝を使い、個性豊かなフレームが完成です!
大子町の野菜で多国籍ピザ作り
今年も大子町で農園をいとなむ、じぇるむさんから
美味しい野菜をたくさんいただきました。
奥久慈ナスは、都心でも有名ですね!そのナスを使った
大子スペシャルとトマトソースの2種類を、それぞれに
生地をひろげ具材をトッピングしてもいました。
ここからは、茨城県ALTのアンソニー、エイミー、ケリーにも参加いただき、段ボールでピザ窯作りにも挑戦しました!ケンの指導のもとグループ内みんなで協力して
の作業です。両面テープを貼る子、それをはがす子、
端をおさえる子、こちらの指示ではなく自分たちで考え
てチームワーク良く作りました。
アッチッチ…
焼きたてピザを美味しくいただきます!
昨年に続き、美味しい野菜をたくんと
じぇるむの野内さん、ありがとうございます。
茨城県ALTの3名の先生方、暑い中、大子町まで来てくださり、ありがとうございました。
バディ!の掛け声で、久慈川で川あそび
プログラムの中で、一番楽しみにしていた子どもも多かった、川あそび!
ケンの「バディ」の掛け声で、仲間を確認し合い…準備体操もしっかりおこない
いざっ 久慈川へ ドッボ~ン!!!
川の流れに身を任せ、ビーチボールであそび、川の中の世界を探検し
わーわー キャーキャー最大の盛り上がりをみせた川あそび!
大きな子は、小さい子の様子をちゃんと確認しつつ、思い思いのあそび方で久慈川を満喫~
田舎の夏の過ごし方、楽しんでもらえたかな?
スイカ割り
スイカ割り
スイカ割り大会
川でたっぷりあそんだ後は…
これも夏の定番、スイカ割り大会です。
目隠しをしてお友達の声を信頼し、スイカ
までたどり着けるか!?
「こっちこっち」「右!右!右!」…と、
くるっと回って逆へ進む子、見事にスイカにたどり着き、チカラいっぱいにたたけた子も、なかなかスイカは割れません。
ALTの先生も加わり、アンソニーの一撃で
亀裂が!!あと少し…
とどめの一撃は当キャンプ代表の小祝さん!
うーん、やや目隠しがずれているような?
お見事!!!割れたスイカは、みんな美味しくいただきました。
大きく甘いスイカをご提供くださいました、岡村さん、ありがとうございます。
交流BBQで大人も子どももコミュニケーション!
たくさんあそんだ2日目、最後の夜は、み~んな揃ってBBQをしました。サポートしてくれたNPO法人まちの研究室の皆さん、
地域おこし協力隊の皆さん、茨城県ALTの先生、スタッフも揃って、ソーセージに焼きそば、トウモロコシにお肉にデザートのパイナップル…
たくさん食べました。そして、ゆっくり子どもたちの ”ことば” を聞くことが出来ました。その後は、花火をして、昆虫トラップを仕掛け、
夜の星空観察をして…都心では見えない天の川がキラキラと、空いっぱいに星が輝いていました。
思い出をまとめて…
最後のふりかり絵日記には
川あそびのことが多くかかれており、ひとことひとこと丁寧に思い出をつづっていました。
そして、おやすみなさい…
2016.7.31 (Sun)
おはようございます!出発の朝です!
キャンプ場を出発の朝は、使ったお布団とシーツをそれぞれに分け、もとあった通りにお片付けから!
男の子部屋も、女の子部屋も、とても綺麗になりました。
着替え・歯磨き・荷物詰め、ぜ~んぶ1人で出来た子ども
たちは、たった2日間ではありますが、成長したなぁ~と
感じた瞬間でした。
そして、お楽しみの朝さんぽへ…
朝さんぽと楽しみにしていた昆虫トラップ!
昨夜、自分たちで仕掛けた昆虫トラップを見に、グループごとに朝さんぽ。残念なことに…昆虫発見のニュースは飛び込んではきませんでした
それでも、夏を感じる、自然を体感する、そんな心地よい朝のひとときでした…
お釜でごはん!
大子町は、2015年度 お米日本一コンテストで最高金賞を受賞した、美味しいお米の町です。
キャンプ中のご飯は、このお釜を使い炊き上げました。ふっくらと底には香ばしいおこげまででき、子どもたちもモリモリご飯を食べてくれました。そして、茨城県と言えば、納豆ですね!「ごはんのうた」とともに、い・た・だ・き・ま・す!
出発前に記念写真
上小川レジャーペンションさん
2泊3日、たいへんお世話になりました。
緑と川と自然いっぱいのキャンプ場で過した時間は
とても充実したものでした。
本当にありがとうございました。
キッズ・ダイバーシティー スタッフ一同
袋田の滝散策
SLバスに乗って、キャンプ場近くにある
袋田の滝を散策しました。
日本三名瀑のひとつに数えられる袋田の滝は、
大子町は元より茨城県が誇る観光名所です!
秋の紅葉やライトアップなども楽しめます。
プチ遠足気分で、トンネル街道を抜けて滝をバックに記念写真!!!
四季折々の袋田の滝はこちら
みらんど袋田で大子町ランチ!
奥久慈は、こんにゃくも有名です。大子町の魅力がいっぱいつまった美味しいお昼ご飯をいただきました!齋藤さんありがとうございます!!
Mix kicks! Summer Camp in Daigo 2016 ~ 修了式 ~
ロンドン・フランス・東京・神奈川・茨城から!
「Mix kicks! Summer Camp in Daigo」2016年度は、15名の子どもたちが参加してくれました。
2泊3日のプログラムをそれぞれの「チカラ」で修了したことをたたえ、当キャンプ代表・小祝さんより修了証書をおくりました。
親元を離れ、子どもだけでキャンプに参加することは、たいへん勇気のいることだったと思います。参加してくれたみんな、ありがとう!!
また、子どもたちを送り出してくださった親御さま、ありがとうございます。
本年度はグループに分かれプログラムをおこなうことで、「意見を出し合う」「譲り合う」「助け合う」=「認められる」「尊重し合う」こと
の「チカラ」が多様に広がったキャンプとなりました。また、年齢・出身地・生活環境が異なる子どもたちにとって、”ことばのチカラ” は
とても重要なことです。たくさんのコミュニケーションを取りながらともに活動することで、 経験としてさまざまなことばを伝えていくこと。
そして、みんな違ってみんないい!と感じてもらうこと。子どもたちにとって新しい環境には、発見や学びがたくさんあります。
その「チカラ」が、子どもたちの「生きるチカラ」へと繋がっていくことを願っています。
キャンプ実施に、ご協力くださった皆々さま、ありがとうございました。
また来年、大子町で逢いましょう…
また、当キャンプに参加くださったみなさん、参加いただけなかった方からも、今後のキャンプ実施にあたり意見・感想を募集しております。
下記のCONTACTよりご連絡お待ちしております。
2016年キッズ・ダイバーシティーの仲間たち!
Mix Kixs! Summer Camp in Daigo 2016 - made with japan! -
主催:株式会社TNC 共催:NPO法人まちの研究室
後援:大子町 大子町教育委員会
協力:公益社団法人日本キャンプ協会(企画運営指導アドバイザー)/ 早稲田大学大学院日本語教育研究科・川上郁雄研究室 / 茨城県外国語指導助手 ALT
森のおはなし会 / じぇるむ / 岡村鉄工建設 / ロンドンにほんご放課後クラブ
キッズ・ダイバーシティー
運営事務局:株式会社TNC
住所:東京都新宿区箪笥町1番地 TEL:03-6280-7193(小祝・澤村)